カクレオンの紹介を‼
カクレオン とは 固有特性:へんしょく(攻撃を受けると、その技のタイプに自身がなる)という面白特性を持つポケモンです。
当時のゲーム(ルビー・サファイア・エメラルド)のシナリオにも割と重要な役として主人公と関わり、短編映画である ピカチュウのドキドキかくれんぼ にも登場しました。
カメレオンな見た目も可愛いので、隠れカクレオンファンも多いと思いますが、レートなどのバトルの場に出てきたことはあまりありません。
そんな カクレオン を活躍させたいと思って考察をしていきます。
5ターンで相手を確殺できる構築を考えます。
この構築の5段階での評価を!
強さ ☆☆
面白さ☆☆☆
ガチ度☆☆☆☆
可愛さ☆☆☆☆☆
かっこよさ☆☆☆☆☆
気になる種族値の紹介!
HP 60 ←低い印象
攻撃 90 ←並程度です
防御 70H←Pが低いので、物理耐久は皆無
特攻 60 ←低いです
特防 120 ←割と高め
素早 40←低いです
大方のイメージ通り、攻撃と特坊は並より少し上だが、全体的に低いです。
意外と様々な特殊技を覚えるのですが、特攻はかなり低め…
今回は特性で色々補いつつ、高い特防を生かした特殊受けを考察します。
(本当はアタッカーにしたかったのですが、種族値的にやむを得ないです。今後アタッカーでの考察もするかもしれません)
基本的な立ち回り
特性:へんしょく を生かしていきます。
幸いなことに、カクレオン は じこさいせい(自身の最大HPの半分を回復する)という優秀な回復技を覚えるので、上手く じこさいせい を生かしたいところですね。
〈へんしょく〉
へんしょく によるタイプ変更で受けきれるタイプを考えます。
「受ける技のタイプ」と「自身のタイプ」との相性により「半減で受けることのできるタイプ」は、
(例えば、自分が ほのおタイプ の時に ほのおタイプ の技を受けると半減になる…みたいなこと)
・ほのお
・みず
・でんき
・くさ
・こおり
・どく
・エスパー
・あく
・はがね
です。
このことから、
・メガリザードンY(ほのお)
・カプ・レヒレ(みず)
・カプ・コケコ(でんき)
・デンジュモク(でんき)
・カプ・テテフ(エスパー)
などの敵を相手にできます。
※上記のポケモンは「レートにおける使用率上位の特殊アタッカー」です。この他にも「レート使用率は低いが一定数いるポケモン」「物理アタッカー」なども今構築の カクレオン での仮想敵となりえます。
同時に「タイプ相性上では有利だが、役割破壊用の サブウェポン により受けきれない」こともあるので御了承ください。
〈立ち回り〉
へんしょく を生かして相手の攻撃を半減で受けつつ、どくどく や しめつける などで固定ダメージを狙っていきます。
いざとなったら じこさいせい もあるので、場に長く居座ることが可能です。
技、努力値、ダメージ計算などは、以下の欄でそれぞれ考察します。
技
確定技
じこさいせい…優秀な回復技。
どくどく…ターンが重なるほどにダメージ量が増えていく、どく の上位互換の技。
しめつける…4~5ターンの間、毎ターン相手に最大HPの1/8(八分の一)のダメージを与える技。その間は、相手が交換をできなくなる効果付き。
選択技
みがわり…言わずもがなの優秀な技。
メロメロ…まず対戦で見ることのない技。ただ、今構築では意外と面白い。
(以下の技はダメージが期待できませんが、カクレオンの株を上げるために掲載します)
れいとうビーム…優秀なサブウェポン。
10万ボルト…こちらも優秀。
シャドーボール…カプ・テテフへの有効打。
かえんほうしゃ…優秀。
意外と豊富な技を覚えますが、今回は特殊受けとしての考察です。
筆者は、じこさいせい どくどく しめつける みがわり です。
運要素を強めますが、メロメロ も面白いですね。「性格が自分と違う確率が1/2(二分の一)」で、「メロメロ が発動する確率も1/2(二分の一)」の、「計1/4(四分の一)」で相手の行動を封じれます。
初手の技はどっち?
ここで重要になってくるのは、どくどく と しめつける のどちらから先に使うべきかです。
実際のダメージ蓄積量で考えていきます。
〈どくどく から先に使った場合〉
どくどく のダメージ:しめつける のダメージ:このターンの合計ダメージ=現時点での合計ダメージ
1ターン目)1/16:0:1/16=1/16
2ターン目)2/16:1/8:4/16=5/16
3ターン目)3/16:1/8:5/16=9/16
4ターン目)4/16:1/8:6/16=15/16
5ターン目)5/1: 1/8:7/16=22/16
計5ターン
〈しめつける から先に使った場合〉
どくどく のダメージ:しめつける のダメージ:このターンの合計ダメージ=現時点での合計ダメージ
1ターン目)0:1/8:2/16=2/16
2ターン目)1/16:1/8:3/16=5/16
3ターン目)2/16:1/:4/16=9/16
4ターン目)3/16:1/8:5/16=14/16
5ターン目)4/16:1/8:6/16=20/16
計5ターン
〈まとめ〉
どちらから先に使用しても、結局は5ターン目に相手を倒すことが可能なように思えます。
ですが、実際は違います。
ここで重要なのが効果が発動しているターン数。
・どくどく=永続
・しめつける=4~5ターン
であるので、先に しめつける を使ってしまうと、5ターンが過ぎる前(4ターン目)に しめつける の効果が切れてしまい、相手に交代される可能性がありあます。
ですので、必ず どくどく から先に使用し、しめつける の効果が切れるターンに倒しきれるようにしましょう。
どくどく から先に使うこと!(重要)
努力値
元の カクレオン のタイプ ノーマル です。
最初は ノーマルタイプ で受けることになるので、レートで多く使用されるポケモンのなかで、最も火力が高い「メガリザードンY の ひざしがつよい状態 の かえんほうしゃ」を受けれるまでHPと特坊に努力値を振りましょう。
・HP
252振りです。
・特防
252振りです。
性格は 特坊 に上昇補正の入る、しんちょう か なまいき を。
しめつける は物理技なので、なるべく攻撃に下降補正の入る性格はやめましょう。
いわゆる極振りになってしまいました。
が、ここまで振っても「特攻=252 メガリザードンY の ひざしがつよい状態 での かえんほうしゃ」が 52~61% です。
時間はかかりますが、まずは じこさいせい から入るのが吉です。
・防御
残りの4はここに。
持ち物は たべのこし にして、少しでも長く居座れるようにしましょう。
ダメージ計算
以下のダメージは、全て カクレオン が ノーマルタイプ の状態で計算しています。
へんしょく によりタイプが変更した後(=2発目以降)は、全て半分のダメージです。
特攻=252メガリザードンYのひざしがつよい状態のかえんほうしゃ→52~61%
特攻=252カプ・コケコのエレキフィールド下の10万ボルト→35~43%
特攻=252カプ・テテフのサイコフィールド下のサイコキネシス→44~52%
他の多くの特殊アタッカーは、ここまで火力はありません。
勝てます。(願望込)
攻撃=252アローラベトベトンのどくづき→32~38%
苦手な相手
・HP回復技、状態異常回復技、こうそくスピン の最低でもどれか一つを覚えるポケモン
〈HP回復技〉
せっかく固定ダメージを蓄積させても、HP回復技で しめつける が終わるまで粘られる可能性があります。ただ、アタッカーに回復技を搭載することはほぼ無いので、そこまで心配はいりません。クレセリア や ポリゴン2 などの耐久型の敵を相手にするときだけ意識しましょう。
〈状態異常回復技〉
こちらもあまり意識する必要はありません。
ラッキー と ハピナス が リフレッシュ を持っている可能性が微レ存程度です。
ないとは思いますが、サイコシフト(自身の どく やけど まひ を相手に移す)を覚えている敵だと、カクレオン も 猛毒状態 になってしまいますが、カクレオン が状態異常を持っていると相手は サイコシフト を使えなくなる(=同じ相手に2回以上 サイコシフト を使えない=実質1回しか状態異常を回復できない)ので、そこまで気に病む必要はありません。
〈こうそくスピン〉
こちらも微レ存です。
しめつける から解放できる技ですが、覚えるポケモンが限られる上に、まず覚えさせることは少ないです。
筆者は「ステルスロック搭載のフォレトス」に覚えさせていました(相手が ステルスロック を使ってきたときに対処するため)。ですが、フォレスト の 技スペースが空いていたから入れた程度なので、基本的には使われることはないです。
それでも気になる人は、フォレスト と カポエラー が習得できることを覚えておいてください。
終わり
これにてカクレオンの考察を終えます。
カクレオンといえば、ポケモンのダンジョンシリーズでの店主を思い浮かべる人も多いと思います。
筆者は「赤の救助隊・青の救助隊」にドはまりしていて、いつもカクレオンの店にお世話になっていました。
カクレオンの店で持ち逃げしていたことは ないしょ(笑)
意外と多くの特殊技も覚える上に隠れ特性で へんげんじざい もあって、特殊アタッカーもありだと思うので、今後考察するかもしれません。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
疑問 質問 その他の意見等も受け付けておりますので、コメントのほど、よろしくお願いします。
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(なお、筆者はパソコンに慣れていないのでコメント返信が遅くなることもありますが、ご愛嬌を、、)
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